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 社員に「ヤル気」をもって仕事に取り組んでもらわないと、企業の業績も良くなりません。
【ヤル気を引き出す条件とは
 社員に「ヤル気」を起こさせるには、いくつかの条件が考えられます。次の事項で自社をチェックしてみましょう。
<社員のヤル気を引き出す職場度チェック>
社員が仕事にやりがいをもてるか
 社員に仕事の達成感あるいは仕事の意義を感じられるようにすることが必要です。
社員自身の努力が反映されるか
 仕事の上での努力が適正に評価される組織風土や仕組みができていますか。評価が公正になされ、人事考課反映されることが必要です。
上司は率先して仕事をしているか
 上司が怠けている姿を見せたりすると、部下は必ずだらけます。
経営者あるいは管理職が公私混同をしていないか
 経営者等は、口先だけのきれい事を並べて指示をするのではなく、身をもって公正さを示すことが重要です。
信賞必罰が明確でメリハリがあるか
 誉めることと叱ることが、しっかりと行われていなければなりません。
上司は部下の状態に気を使っているか
 例えば、部下が疲れ過ぎていないか、仲間の中で孤立していないかといったことに気を配り対処します。
指示等が丁寧でフォローをしているか
 なぜその仕事をするのか分かるように、指示命令を出す必要のある場合があります。なお指示等を出した後のフォローをきちんとすることも必要です。
若者の感性を取り入れているか
 フレッシュな感性の職場にするために、若者の感性に迎合するのではなく、その感性を理解し取り入れるようにします。
労働条と労働環境は適正か
 労働条件と労働環境が世間水準を保っていることが必要です。
【ヤル気を上手に引き出している企業の事例】
 社員のヤル気を引き出すには、具体的にはどのようにしたらよいのでしょう。社員のヤル気をうまく引き出すことに成功している4つの企業を紹介します。
事例1:実力本位で社員の能力を発揮させる
 合板製造機械の設計と試作を主体としているA社は、数多くの特許と実用新案を持っているのが特徴で、社員の自発的な研究が盛んです。
 このA社は、学歴も年功も関係なく、社員一人ひとりの自由な発想とお互いのディスカッションが土壌となって仕事が進められています。そのやり方としては、常にいくつかのプロジェクトチームが必要に応じて結成され、そのグループワークで仕事が進められていきます。そして仕事が達成されればプロジェクトは解散します。
 出退社の時間も自由でタイムカードもありません。その代わり社員には自己責任が一層強く求められることは言うまでもなく、それだけに社員は、自分の仕事に張り合いを持って取り組んでいるのです。
事例2:社長以下管理職が率先して動きムダがない
 100円ショップを経営するB社では、事務管理部門は少数精鋭で活気に満ちています。
 その要因の一つに、責任のある管理職ほど自ら率先して忙しく動き、ムダを省いていることにあるようです。さらに、上司は責任を持って部下をフォローしており、一人の社員がこなす仕事の量は多いのですが大きなミスは少く、職場は活気に満ちています。
 B社長は管理職に対して常日頃「部下に仕事を任せるということは、自分の権限を放棄することではない」と言っています。
事例3:社員の考えを仕事に反映させることでヤル気を引き出す
 ジャムやドレッシングを製造するC社は、社員の大半が20歳代という若手主体の会社ですが、味や品質の点で高級なものを志向し消費者に受け入れられ成功しています。
 C社では、社員が自社製品に対して自信と誇りとを持って仕事をしています。その背景には必要に応じて結成し、自由に解散する委員会をはじめとする柔軟な組織体制があります。この仕組みによって、社員が自分の考えを仕事に反映させることができ、風通しの良い組織風土となって社員のヤル気を高めているのです。
 さらに若手社員のフレッシュな感性も充分に汲み上げられて、様々な製品に活かされj業績に貢献しています。
事例4:社員が自分の存在価値を認められていると自覚してヤル気を出す
 ビルや工場のメンテナンスを事業としているD社は、社員全員が60歳以上という会社ですが、創業10年ながら元気印の優良企業となっています。
 まず採用に際しては、「健康」「実務能力」「人柄」などを十分に見極めて採用しています。いったん定年退職したとはいえ各社員は豊富な経験や技術等も身につけており、その質は極めて高いと言います。正社員として再び第一線で働いているわけですが、年齢に関係なく本人の実力をそのまま認めているため張り合いを持って仕事をしています。
 シルバー活用についても、「ヤル気は、実力を正当に評価することから生まれる」という原則は生きているのです。
 
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